あっぴーのつれづれ日記

読んだ本の感想や健康、日常の疑問など、徒然なるままに記事にしています。

海賊とよばれた男

 

 

著者は百田尚樹さん。

放送作家としても有名で、人気番組の「探偵!ナイトスクープ」など多数の番組を構成されています。

作家デビューの『永遠の0(ゼロ)』は映画化もされ、とても人気ですね。

 

さて、今回紹介する『海賊とよばれた男』ですが、出光興産の創業者 出光佐三さんをモデルとしたフィクション小説です。

 

主人公は石油会社「国岡商店」の店主 国岡鉄造。

鉄造が知恵を絞り、勇気を持って、小さな国岡商店を世界的大企業へと成長させるストーリーです。

 

同じ規模の石油会社との対決から始まり、石油協会や国内大手石油会社。

そして世界的大石油会社、さらにはイギリスをも相手として勝利を収めていく展開には胸が熱くなります 。

 

テレビドラマにもなった「半沢直樹」と、漫画「ワンピース」を合わせたような作品です。

 

それってもう最強タッグじゃないですか!

面白いに決まってるじゃないですか!

そうなんです!めっちゃ面白いんです!!

 

 

特に面白いと思ったのはこの2つの場面。

戦後に国内で再び石油を取り扱うため、オイルタンクの底に残ったヘドロオイルの汲み取り作業をする場面。

そして、石油不足解消のため、極秘でイランに石油を買取りに行く場面です。

 

劣悪なオイルタンクの底で、汗と泥にまみれながらも活気を持って作業する男らしさ。

イランへの出航は戦後にもかかわらず、気分は戦場に行くような緊張感。石油を積んで日本に戻って来られるのかハラハラドキドキです。

 

この記事を書きながらまた読み返したくなってきました!

それだけおすすめの作品なのです!!

 

ただし、上下巻で計900ページほどある作品なので、読書に慣れていない人にはなかなか敷居が高いです。でも間違いなく楽しめる作品となっています。

是非読んでみてください 。